さかなか歯科|堺市北区北花田の親子で通える歯医者さん(小児歯科・予防歯科・審美歯科・インプラント)

スタッフブログ

勉強会・セミナー

セミナーに参加しました🌟

吉田 琴奈

7月も、もう末日となり連日の炎暑となっておりますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか🏖 🏊🏻‍♂ ️🍉💫

こんにちは☀️

堺市北区北花田 医療法人幸優会 さかなか歯科 歯科衛生士の吉田です。

少し前になりますが、6月20日、27日の2日間に渡って 山本浩正先生の ” PEC ベーシックオープンコース” というセミナーに参加させて頂きました🌟

まず初めに基本的な解剖学的歯周組織の勉強から、歯肉の形、厚み、硬さ、骨の形や厚みには個人差があって、歯周病治療後の治り方が変わってくるということを学びました📚

次に歯肉の腫れと退縮を体系的に学び直し、歯が傾斜していたり捻転している部位は、ブラッシング圧が強くかかるため歯肉退縮を起こりやすいので、ブラッシングの時間や頻度、歯ブラシの硬さや圧、方法などを見直し、指導することで歯肉退縮を防いでいくこと🪥

また、歯肉退縮すると知覚過敏や根面カリエス、歯根破折リスク、根分岐部の開口リスクなどの根面トラブルを起こしやすいのでメンテナンスで注意して経過を見ていくことが大切になってくること⚠️

次に、歯周病菌について学びました。

歯周ポケットの中には100種類以上の細菌がうごめいています。細菌バイオフィルムとは、歯周ポケット内の色んな最近が集まり、マンションを作ってそこで集団生活をしているようなものです。

そのマンションとなった細菌の叢は歯の根面や歯石を足場に建てられ、抗菌薬からの抵抗力も高いそうです。そこに住む細菌は、歯肉溝滲出液に混ざって流れてくる栄養を取り込んだり、いらなくなった老廃物を廃棄して生活しています。

薬剤の効果を発揮させるためには一度この細菌バイオフィルムを機械的に破壊する必要があるということ。当院に検診で通って頂いてる患者様にはメンテナンスの際にこのバイオフィルムを破壊するPMTCというクリーニングをさせて頂いております☘️

虫歯や歯周病菌を全て取り除くことはできませんが、歯科医院での定期的なPMTCと、ご自身での毎日のブラッシングを両方行っていくことで、効果的にバイオフィルム除去の対策に繋がり、虫歯や歯周病の予防に繋がるのです🌼

今回のセミナーを終え、ひとりひとりの歯肉の形態や状態を視診、触診した上で、その患者さんが将来的にどのような歯周病傾向になるのかまでを想定することが重要な役割だと感じました。

そしてその患者さんに合った口腔ケア指導をすることで大切な歯肉を失うリスクを軽減し、健康な歯肉、歯を守るお手伝いができるようこれからも精進して参ります🔰

この記事を書いた人

歯科衛生士

吉田 琴奈 Kotona Yoshida

前の記事へ
歯磨き粉の選び方について