さかなか歯科|堺市北区北花田の親子で通える歯医者さん(小児歯科・予防歯科・審美歯科・インプラント)

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勉強会・セミナー

セミナーに参加しました

木村梨奈

皆さんこんにちは😊

堺市北区北花田 医療法人幸優会さかなか歯科 歯科衛生士の木村です🌟

先日、株式会社ナカニシの「天然歯もインプラントもよくばりメインテナンス」講師:柏井伸子先生のセミナーに参加させて頂きました🦷!

まず講義では、①全身疾患と歯科治療の関連性②歯周病の進行と解剖学的変化③歯周病とインプラント周囲炎の分類や改訂された日本口腔インプラント学会治療指針の抑えどころ④インプラントメインテナンスにおける問題点の見つけ方について学びました。

①全身疾患と歯科治療の関連性

☑️サルコペニアについて

原因はホルモンの変化や加齢による骨格筋の萎縮・消失によるもので、それにより運動能力が低下し、歯ブラシを持ち続ける筋力が低下することでセルフケアの低下に繋がる。日本人高齢者の80歳以上で男性が約3割、女性が約半数サルコペニアである。そのため、電動歯ブラシを使用して頂くことも1つの手である。

☑️糖尿病と歯周病の関係

糖尿病の患者様は、糖尿病がコントロールされていない状態で外科処置をすると感染しやすかったり、血管の劣化が起こることがある。そのため糖尿病がコントロールできているか確認が必要である。また血糖を下げる薬でスーグラは副作用で口が渇き、メトグルコは副作用で舌が浮腫むことがある。

②歯周病の進行と解剖学的変化

☑️BOPの意味

歯周病原菌への感染→ポケット内縁上皮に炎症→潰瘍面の形成→プロービング時に出血(BOP)

原因がバイオフィルムで微生物はバイオフィルムの中にいるので、メインテナンスでバイオフィルムの破壊をすることが大切なのです。

免疫力が高いと炎症性サイトカインがあっても炎症が起こらないこともある。

③歯周病とインプラント周囲炎の分類や改訂された日本口腔インプラント学会治療指針の抑えどころ

☑️歯周病の段階を知るには、グレードを見る必要がある。グレードとは、歯周病に大きく関わるリスクファクター”喫煙”と”糖尿病”の有無や喫煙本数、血糖値の情報と骨吸収の状態で歯周病の進行スピードを分けるものです。

☑️インプラント粘膜炎とは軟組織の炎症反応が有り、骨吸収は無い状態。インプラント周囲炎とは軟組織の炎症反応が有り、骨吸収もある、上部構造装着時よりもPPD増大有りの状態。

④インプラントメインテナンスにおける問題点の見つけ方

プロービングでBOPと排膿の有無、PPD値を確認する。

天然歯とインプラントはコラーゲン繊維の違いがあり、インプラントは付着がゆるく、ポケットが深くなりやすい。しかし、ポケットが深いからといって炎症があるとは限らないので、出血の有無を確認する。

 

そしてプロービング圧の実習や、”Varios Combi Pro”を活用したメインテナンスのマネキン実習をしました。

プロービング圧の実習では計りでプロービング圧を15~25gの間になるような練習をしました。

マネキン実習では、Varios Combi Proという機械で超音波スケーリングと縁上・縁下のパウダーメインテナンスをしました。初めて使う機械でしたが、講師の先生方がわかりやすく説明してくださり、新しいことを学べてとても勉強になりました。

 

今回学んだ事を今後の診療に活かせるように、これからも精進して参ります!

この記事を書いた人

歯科衛生士 リーダー

木村 梨奈 Rina Kimura

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