歯のマメ知識 歯の色、白さが人によって違うのはなぜ? 2020.11.19 植田 裕美子 歯の色は見た目の印象を大きく左右します。 近年、歯の美しさを求める人が増えホワイトニングなど歯を白くする施術への需要が高まってきています🦷✨ では、歯の色は人によって違いますがなぜなのでしょうか? 歯の色に個人差がある理由 歯の色には個人差があります。これは歯の質の違いによるものです。歯は最も外側(表面)がエナメル質、その下に象牙質があり、象牙質の中に歯髄(神経)があります。 エナメル質は白色の半透明で、象牙質は黄色っぽい色をしています。歯が真っ白ではなく黄色みを帯びているのは象牙質の色が透けているからなんです😳 エナメル質の色・透明度・厚さ・象牙質の色は歯によって異なります。これらによって歯の色は決まりますので、歯の色は人それぞれ異なってくるんです! 飲食物に含まれる成分による着色 飲食物に含まれる成分が歯の表面に付着し、歯が黄ばんでしまうことがあります。 赤ワインやコーヒー、お茶などの食品に含まれる色素は、歯の表面に付着して着色の原因になります☕️🍵 着色による歯の変色は、歯のクリーニングにより除去し歯を元の白さに戻すことが可能です✨ただし、歯の内側から変色している場合にはクリーニングでは白くできません。 ★喫煙も歯の着色の原因になります。 欧米人の歯と同じくらい白くなる? テレビや映画で見る、欧米人の真っ白な歯に憧れる人も多いと思いますが、日本人と欧米人では歯の質に違いがあります。 日本人の歯はエナメル質が薄いため、もともと歯の色が欧米人に比べて黄色みを帯びている傾向があります。 そのため、欧米人ほど白くするにはクリーニングだけでなくホワイトニングなども必要になることも多いです。 歯の白さを維持するには? 着色の原因となる飲食物や喫煙をなるべく控えることで歯を白い状態に保つことはできますが、なかなか簡易ではありません。 時間とともに歯の表面には着色が起こりますので、定期的にクリーニングをうけ汚れをためないことが大切です☺️✨ この記事を書いた人 歯科助手 TC リーダー 植田 裕美子 YUMIKO UEDA