TEK（仮歯）の役割

こんにちは、歯科衛生士の武永です

 

先日、実習型のセミナーに参加してきました

内容は『TEK（仮歯）作成について』です。

 

 

 

TEKとはテンポラリークラウン（暫間被覆冠）の略で、しばらくの間おおいかぶせる冠のことです。神経の処置をしたり歯を抜いた時に、ドクターや衛生士がその場で作成していくことがよくあります

 

最終的にかぶせる歯が出来上がるまでの間は仮の歯の状態になるので、審美的、機能的にもある程度優れていないといけません

今回はその作成技術とスピードを上げるためにしっかり学んできました

 

仮歯を入れる目的としては、

１つ目はもちろん、審美的な面ですね。

特に前歯がないとおかしいので

２つ目は、歯ぐきを良い状態に保つこと。

最終的な被せものを入れる時に影響します

３つ目は、噛み合わせを保つこと。

他の歯に余計な負担がかかったり、隣の歯が倒れないようにするためです

 

他にも細かな目的はありますが主にこの３つですね。

 

 

歯周病や噛み合わせ、お口の中を総合的に診断していかないと、後々ガタが来ることがあります

一つの歯を治療しているときこそ、他の歯も悪くなっていかないようにするのが歯科治療にとって、とても大切なことなんです

 

 

 

 

最後に、先日久しぶりに好きな映画を観ました

『素晴らしき哉、人生』です。

この物語の主人公のように、たくさんの方から「あなたが居てくれてよかった」と思ってもらえるような人生を歩んでいきたいなと、改めて感じました

1960年代の古い映画ですが名作で、とてもおすすめですよ