さかなか歯科|堺市北区北花田の親子で通える歯医者さん(小児歯科・予防歯科・審美歯科・インプラント)

スタッフブログ

歯のマメ知識

歯の本数と生活習慣病の関係性

吉田 琴奈

みなさん こんにちは☀️

堺市北区北花田 医療法人幸優会 歯科衛生士の吉田です❄️

今日は生活習慣病についてのお話です‼️

日本人は「働きすぎ」とよく言われております。

多忙で不規則な生活を送る方が多く、食事時間、場所、内容が乱れがちになりアンバランスな食物摂取から十分な栄養が取れていない人、あるいは過剰栄養からの生活習慣病が問題視されています

<生活習慣病とは>

生活習慣病とは、食生活、運動、休息、喫煙習慣、飲酒習慣、から引き起こされる病気のことです。

心疾患や、脳血管疾患や糖尿病、高血圧、がんなどが含まれます。

歯の本数は生活習慣病に影響する

歯の本数と、寿命に深い関係性があるのはご存知でしょうか?

お口の健康は、全身の健康と大きな関わりがあるのです。

永久歯は全部で28本、親知らずもあると32本になります🦷

20本以上あると硬いものを含め、大体のものは食べることができます。

しかし、歯の本数が少なくなればなるほど食べられる食材や料理の種類が減っていきます。

そうすると栄養バランスが偏るため、生活習慣病を引き起こしやすくなります⚠️

肥満と生活習慣病

肥満と生活習慣病は深い関わりがあり、肥満が糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の原因となります。

また、動脈硬化を引き起こすリスクも高くなります🫀

肥満の判定にはBMIがよく使われますが、問題なのは体重を占める脂肪の割合( 体脂肪 )です。

肥満は、皮下脂肪型と内臓脂肪型に分けられ、内臓脂肪型の方が生活習慣病を引き起こす危険性が高いと言われています。

ある程度の健康を維持しておくことが、将来の疾病を防ぐ重要な時期でもあります。

*意識付け*はとても大切です

食事をする際にもよく噛み味わうことで満腹中枢を刺激し、食べ過ぎ防止や肥満を予防することに繋がりますし、唾液には消火作用や殺菌、抗菌作用があり、咀嚼回数を増やすことにより、唾液や胃液の分泌を促します‼️

歯周病と生活習慣病

歯周病とは、歯周病菌によって歯を支えている周りの骨が溶かされていく病気です。

放置していると、最終的には自然と歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。

歯周病は様々な要因が絡み合います。

発症には、細菌因子により発症し、進行には環境因子( 喫煙、糖尿病などの生活習慣病 )や生体因子( 年齢など )、咬合因子などが関わってきます。

歯周病は生活習慣病と言われ、発症予防が重要であり、リスクファクターである喫煙、食生活、過度の飲酒、口腔清掃の見直しが必要になります。

歯周病菌が血管を通して全身をめぐりますが、血管内で動脈硬化を起こすことがあります⚠️

そのため、心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性があるのです⚠️

歯周病と糖尿病

歯周病が進行していると、糖尿病の数値も悪化します。

歯周病菌は血糖値を下げてくれるインスリンの働きを阻害するからです‼️

逆に、お口のケアがしっかりとされて口腔内環境が改善させると、糖尿病が改善されることも分かっています。

歯の本数が少ないと認知症リスクが上がる?

歯の本数が少ないと、脳にいく刺激も少なくなります🧠

そのため認知症リスクが上がります⚠️

歯がない部分を入れ歯などをいれることなくそのままにしている人は、20本以上歯があったり、入れ歯によって噛み合わせを回復している人と比べると、最大で1.9倍認知症リスクが上がることがわかっています‼️

まとめ

特に成人期は社会的、心理的にも独立いく時期です。

職場や家庭においても一息つく余裕もなくなるほど多忙になりますよね。

そのために自身の健康管理に対する時間的な余裕が取れなくなる傾向があります。

*オーラルフレイル*という言葉がありますが、オーラルフレイルとは口腔機能の衰えを指します。

このオーラルフレイルは身体の衰えと、深い関わりがあり、お口の健康を維持することで健康寿命延伸に繋がるとまで言われています🌼

自分自身のため、ご家族のためにも健康に繋がる良い生活習慣を取り入れて行きましょう☺️

この記事を書いた人

歯科衛生士

吉田 琴奈 Kotona Yoshida

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