歯のマメ知識 歯ぎしり・食いしばりしていませんか? 2022.06.18 早川 由香利 みなさんこんにちは☺️ 堺市 北区 北花田 さかなか歯科 歯科助手の早川です。 ジメジメとした日が多くなり、いよいよ関西も梅雨入りしました☔️ 雨の日は湿気が多く、お洗濯物が乾きづらいなど気持ちもどんよりしてしまいますよね😥 そんな梅雨の時期ですが、こまめに水分補給するなどして体調を崩さないようお気をつけください🍀 さて、今回は歯ぎしりについてお話しさせていただきたいと思います。 歯ぎしりというと真っ先に思い浮かべるのが、寝ている間に歯をギリギリとすり合わせるものです。 また、無意識のうちに上下の歯をかみ合わせたり、かみしめたりして動かしている現象です。寝ている時だけでなく、日中起きている時に歯ぎしりをしていることもあります。 自分が歯ぎしりをしているかどうかは、なかなか気づきにくいですよね。 家族や友人など指摘をされて始めて気づく方が多いようです。 それ以外にも、以下の項目に当てはまる方は歯ぎしりをしている疑いがあります。 歯ぎしりのセルフチェック ○朝起きたとき奥歯が痛い ○朝起きたとき顎が痛い・疲れている ○慢性的な頭痛・肩こりがある ○歯が欠けたり割れたりしたことがある ○頬の内側に噛んだ跡がある ○集中しているとき、無意識に歯を食いしばっている 歯ぎしりがどのようなメカニズムで発生するのかは、現在まで正確なことはわかっていません。 正確ではないものの、いくつかの考えられる原因があります。 歯ぎしりの主な原因 ①ストレス…圧倒的大多数がこのタイプ ②食いしばりの習慣化…特にスポーツ選手や力仕事など、瞬間的に力を発揮する職業についていると習慣化してしまいやすいです。 ③ 噛み合わせ・骨格…咬み合わせの異常や顎の変位、金属製の詰め物があっていないなどが原因で、歯ぎしり・食いしばりが起きるケース。 ④子どもの成長期によるもの…永久歯と乳歯の入れ替え時期におこる不快感などが原因で、歯ぎしり・食いしばりが起きるケース。 ただし、子どもの歯ぎしりは成長に伴うかみ合わせのずれを脳が修正しようとして起こる生理的なものなので、中学生くらいまでは様子を見ましょう。 歯ぎしりの主な種類 グラインディング(歯ぎしり) 歯のこすり合わせ。主に寝ている間に上下の歯を強くすり合わせる。 クレンチング(食いしばり) 歯の噛みしめ。歯を強くかみしめる。 タッピング(上下歯列接触癖) 歯を鳴らす。上下の歯をわカチカチとかみ合わせる。 歯ぎしりを放置することで与える影響 ①歯がすり減る・欠損する ②歯周病が進行する ③顎にダメージを与える ④肩こりや頭痛になる ⑤インプラントや被せ物に悪影響を及ぼす 歯ぎしりをする状態が続くと、歯が削れたり、最悪の場合折れたりする場合もあるため要注意です。 睡眠中の歯ぎしり対策は? ○マウスピースをつける ○ストレスを上手に発散する ○眠りの質を向上させる 寝ている時の歯ぎしりは噛む力をコントロールできないため、噛む力は自分の体重以上になることもあります。 そのため歯ぎしりによって歯がすり減る、歯がしみる、歯が欠けるなど多くのトラブルが起こります。マウスピースをはめて歯やアゴ、首、肩などに強い力がかかるのを防ぐ必要があります。 マウスピースを装着することによるメリット 「筋肉の緊張緩和」「顎関節症予防」「リラックス効果」などが挙げられます。 マウスピースは基本的に睡眠時に装着するため、食事や仕事といった日常生活に支障が出るおそれがない点も、大きなメリットといえるでしょう。 日中食いしばりが気になる方は、日中も使用可能ですが、できるだけ起きている時は自分自身で食いしばりを意識して改善するようにします。起きている時の食いしばりは癖が原因なので意識すれば改善できます✨ マウスピースは当院でもお作りしております。歯科医師や歯科衛生士にご相談いただきご自身の歯型を取ってオーダーメイドのものを作成しましょう。 この記事を書いた人 受付 早川 由香利 YUKARI HAYAKAWA