歯のマメ知識 口内炎ができやすい?! 2025.08.03 吉田 琴奈 みなさん こんにちは☀️ 堺市北区北花田 医療法人幸優会 さかなか歯科の衛生士の吉田です🍀 真夏日も続き身体はお疲れではないでしょうか?? 免疫力が低下するとお口の中にトラブルが出てしまう方も多いのではないかと思います! そこで今日は何度も繰り返す口内炎についてお話していきます👄 口内炎の症状 痛みや腫れ、ただれや出血など、軽いものから重度なものまで症状もさまざま 「口内炎」とひとくくりに呼ばれていますが、軽度なものから重度なものまで、いろいろな症状があります。 食事がしみやすいものの痛みがあまり強くなく、粘膜に赤い腫れやところどころにポツポツと斑点や浮腫ができるのは、比較的軽症の口内炎と言えます。 中でも最も多いのがアフタ性口内炎と呼ばれる症状。 白や黄色の膜で覆われた米粒くらいの潰瘍ができ、食べ物がしみることがあります。通常1~2週間で治まりますが、繰り返しできる場合もあります。 重度になると、びらんと呼ばれるただれや、白い膜が覆ったり、盛り上がりやえぐれた穴や水疱ができる場合も。 食事や会話もできないほどの痛みを伴い、出血がみられる場合は重症の口内炎が考えられます。 いずれの症状も、からだの不調を知らせるシグナルである口内炎。 栄養バランスやライフスタイルの見直しが「つくらない、悪化させない」ポイント。 そして全身の健康を守ることにつながります。 口内炎のできやすい部位 口の中やくちびるなど周辺の広い範囲に腫れや炎症が及ぶ口内炎。 主に頬の内側や歯ぐき、舌にできやすく、唇や口蓋、のどの周辺にできることもあります。 また、できる部位によっても分類されており、歯ぐきにできたものを「歯肉炎」、舌の場合は「舌炎」、唇や口角では「口唇炎」「口角炎」といった用語で呼ばれます。 口内炎が起きる主な原因と病名 口内炎が起きる原因は多岐にわたりますが、主な原因は次のとおりです。 ・ストレスや疲労による免疫力低下・栄養または睡眠不足・不適合な入れ歯や被せ物、矯正装置による接触・頬の内側を噛む・熱湯や薬品などによる刺激・ウイルスなどによる感染・アレルギー・喫煙 口内炎にはさまざまな種類がありますが、なかでも代表的なものについて説明します。 アフタ性口内炎 口内炎の中でも、特に起こりやすい口内炎で、主に下記が原因で発生します。 ・ストレスや疲労による免疫力低下・栄養または睡眠不足 ストレス、疲労、栄養失調などが主な原因であすが、なかには原因不明のケースもあります。アフタ性口内炎は、大小さまざまな大きさの白くて丸い腫瘍が口内のあらゆる粘膜に起こる口内炎です。一般的には10日間前後で自然に治ります。 2週間以上経過しても改善の兆しがない場合や頻繁に口内炎が発生する場合は、別の病気の可能性があるため、歯科口腔外科が診療科目にある歯科医院を受診しましょう。 カルタ性口内炎 物理的な刺激が原因で起きる口内炎で、主な原因は以下のとおりです。 ・不適合な入れ歯や被せ物、矯正装置による接触・頬の内側を噛む・熱湯や薬品などによる刺激 カルタ性口内炎になると、口内の粘膜が炎症を起こして赤くなったり、反対に白くなったりします。 入れ歯や被せ物、矯正治療が不適合な場合は歯科医院で調整するか、新しく作り直しましょう。 一般的には、1週間ほどで自然に治ります。 ウイルス性口内炎 カンジタ菌や単純性ヘルペスウイルスなどが原因で、他の口内炎よりも痛みが強く発熱を伴う場合があります。 一般的には、1週間ほどで自然に治ります。 その他の口内炎 その他、アレルギー反応が原因で起こる「アレルギー口内炎」、喫煙習慣が原因で起こる「ニコチン性口内炎」があります。 ドライマウスの人は口内炎になりやすい? 唾液には、ウイルスや菌の付着を防ぎ、外的刺激から口内の粘膜を守る働きがあります。 唾液が減るドライマウス患者には、カンジダ性口内炎を発症している人が少なくありません。 唾液の分泌は性ホルモンの影響を受けるため、ドライマウス患者は、中高年層、主に女性ホルモンが減少する更年期の女性に多く見られます。 あめをなめる、ガムをかむなどして唾液の分泌を促しましょう。 歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🍀🦷 この記事を書いた人 歯科衛生士 吉田 琴奈 KOTONA YOSHIDA