さかなか歯科|堺市北区北花田の親子で通える歯医者さん(小児歯科・予防歯科・審美歯科・インプラント)

スタッフブログ

歯のマメ知識

歯周病は治るの??

木村梨奈

皆さんこんにちは☀️

堺市北区北花田 医療法人幸優会さかなか歯科 歯科衛生士の木村です🍉🎐

当院には歯周病でお悩みの患者さんがたくさんいらっしゃるのですが、よく患者さんから頂くご質問の中に、「歯周病は治るのですか?」というものがあります。

歯周病が完全に治る(完治させる)のは難しいですが、症状が出たり悪化したりしないようにコントロールすることはできます。

歯周病が治ったという意味が、擦り傷が治ったと同じような意味で理解され、元通りに戻ってそのまま二度と悪くならないということだとすると残念ながら治るとはいえません。

歯周病は、感染症の一種で歯周病原菌によって起きます。その病原菌の種類は無数にあり、お口の中で生きています。

ですので、完全に歯周病原菌をなくすことは不可能といえます。

お口の中が不潔になれば、また歯周病原菌の数は増え、ある一定量以上になればまた、症状が出ます。

つまり、歯周病が治ったということは、歯周病原菌の数が少なくなったということになり、その状態を維持しつづけていることを治ったと表現することになります。

●歯周病になってしまった場合の最善策は?

しっかりとコントロールしながら上手く付き合っていくことと言えるでしょう。
コントロールさえできていれば健康に悪影響を与えることはないからです。

このコントロールは、歯医者さんによる治療を受けるだけでは実現できません。

歯周病治療において、「プロに任せれば良い」という考えは厳禁。

患者さんご自身での*セルフケア(ご自宅でのケア)が非常に重要になります。

自分が積極的に治療に参加し、歯医者さんと一緒に治していくという気持ちがあって初めて、健康なお口を維持することができるのです。

お口の中を常に清潔に保つ普段の努力と、歯科医院による適切な治療によって、歯周病は治ります。

●歯周病を治すには

前述のとおり、「歯周病が治る」とは、歯周病原菌の数が少なくなり、その状態を維持し続けることです。

歯周病原菌の数を少なくするには・・

1. 患者さんご自身によるプラークコントロール

歯科衛生士の指導のもと、正しい歯磨きの方法を身につけて頂き、常にお口の中を清潔に保つことが最も重要です。

また、歯間ブラシ、フロスと一緒に使えば効果があります◎

2. 歯科医院でのプラークコントロール

とても残念なことですが、歯石除去は「歯磨き」では達成できないのです。

自宅での歯磨きでは残ってしまう、この歯石があると、プラークやバイオフィルムの温床になりやすく、歯肉の中にどんどん歯石ができていってしまいます。

そして、歯肉の中に歯石ができることによって、歯周病につながります。

ですので、事前に歯石を取り除くことが大切です!

特に歯周病は自分で気付くことが難しいので、定期的に検診を行うことで進行する前に治療を行うことができます。

この記事を書いた人

歯科衛生士 リーダー

木村 梨奈 RINA KIMURA

前の記事へ
保険治療と自費治療の違い