歯のマメ知識 子どもの矯正について 2024.02.18 植田 裕美子 こんにちは😃 堺市 北区 北花田 さかなか歯科 助手の植田です! 本日はお子さんの矯正についてお話ししていきます✨ 矯正時期は 2種類 1期治療(1期矯正) 1期治療とは、顎の成長発育を正しい方向に導いて、歯が正しく並ぶためのスペースを確保する治療です🦷✨ 6歳から12歳の永久歯が生え揃う前に行う治療で、この時期に歯の並びを正すことは多くのメリットがあります! この年齢は乳歯から永久歯に生え変わる時期で、成長発育している段階は顎のバランスを整えやすく、歯の生えるスペースを確保しやすいのが特徴です。歯並びが悪くなるのは、主に歯の生えるスペースがないことが原因でおこります。 また、歯並びの問題は指しゃぶりや口呼吸などのクセを持っていることでもなりやすく、早期の治療はこれらのクセを直すことにも繋がります。 子どもは適応能力も高いため、治療後の歯や歯茎・筋肉が早く馴染んでいくのもメリットです。 第1期に治療を行うことは正しい顎の成長を促すことでもあり、将来的に歯を抜かなければならない確率を下げることにも貢献します☺️ 2期治療(2期矯正) 大人の矯正治療のように、歯そのものを動かし、歯並びを整えていきます。 2期治療は永久歯の生え揃った12〜13歳以降に行います。内容としては成人に行う矯正とほぼ同じ内容になります。1期治療で成長の誘導を行っても解決出来ない問題が残る場合は、2期治療での改善が必要となります。 子どものうちに矯正をするメリット ◯抜歯を回避出来る可能性が高い 大人になってからの矯正では、スペースが不十分な場合、抜歯を行って矯正を行う場合も少なくありません。 しかし子どものうちに矯正をした場合、顎の成長発育を利用して、歯が正しく並ぶためのスペースを確保するため、抜歯が回避できる可能性が高まります。 ◯2期治療が回避・短縮できる場合がある 小さいうちから矯正治療を開始し、1期治療を受けることで将来の2期治療が回避できたり治療期間が短縮できる場合があります。 1期矯正で終われれば、大人になってから矯正をするよりも費用を抑えられることが多くなります! ◯お口の機能が取り戻せる 歯並び・噛み合わせの問題を解消することで『しっかりとものを噛む』『はっきりと発音する』といったお口の機能の回復が期待できます。 ◯虫歯予防に繋がる 矯正治療により歯並び・噛み合わせが整うことでブラッシングしやすくなり、虫歯予防に繋がります。 デメリット ◉きちんとと治療を終えるには、お子さんやご家族の協力が必要になります。 ◉難症例では成人治療も必要になる場合があります。 ◉矯正治療中、一時的に歯並びが悪く見えることがあります。 最後に 大人になってからでも年齢問わず矯正治療は可能ですが、年数が重なっているほど歯に蓄積されている問題は多く、その問題を取り除いて歯の健康を整えてから矯正治療を行うため治療期間が長引いてしまうこともあります。 子どもの時に発覚した歯の問題は、子どもの時に解決しておくことで、成人してから歯を失うリスクを減らすことができます🥲✨ この記事を書いた人 歯科助手 TC リーダー 植田 裕美子 YUMIKO UEDA