さかなか歯科|堺市北区北花田の親子で通える歯医者さん(小児歯科・予防歯科・審美歯科・インプラント)

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歯のマメ知識

指しゃぶりっていつまで続くもの?👶🏼🍼

吉田 琴奈

みなさん こんにちは🌼

堺市北区北花田 医療法人幸優会さかなか歯科 歯科衛生士の吉田です🐣

今日は赤ちゃんの指しゃぶりについてお話します。

赤ちゃんにとって指しゃぶりは、自分の意思で手が動くようになってからの楽しい遊びのひとつです🍼

赤ちゃんの成長過程において、とても自然な行動なのです👶🏼

自分で物を掴めるようになり、1人で歩くことができるようになり、色々な遊びを覚えていく中で、指しゃぶりは自然としなくなることが多いです。

指しゃぶりと歯並びの関係

指しゃぶりは、指を上の歯の裏側にある口蓋という部分に押し付ける仕草のこと。

チューチューと指を吸うことで、口の中の圧力が高まるので、長期間に渡ると歯並びに悪影響を及ぼすことがあります⚠️

具体的には、指を吸う力によって上顎の歯列が狭くなる、「歯列狭窄」になり、上顎と下顎の噛み合わせがずれて、上顎の前歯が出てくる「上顎前突」「出っ歯」や、上下の噛み合わせが合わない「開咬」になることがあります⚠️

これらの状態は「不正咬合」といって、小児歯科での矯正治療が必要になります👄

➀上顎前突・出っ歯

上の歯が強く前に傾いたり、上の歯並び全体が前に出ている状態をいいます。

遺伝のほか、上下の発育バランスが悪かったり、下唇を噛む癖が原因でなることもあります。

この状態になると、前歯で食べ物が噛みにづらくなり、発音も不明瞭になります。

原因になる癖がある場合は、3歳ごろからやめるように促していきます。

治療が必要な場合は、8歳頃から矯正装置を使用します。

➁開咬

奥歯を噛み合わせた時に、上下の前歯に隙間ができている状態です。

前歯で噛むことができないので、奥歯の負担が大きくなり、発音もはっきりしなくなります。

原因は長気の指しゃぶりやおしゃぶりの使用、舌を出したり噛んだりする癖のほか、口呼吸や遺伝による顔の骨格なとです。

指しゃぶりや舌の位置がおかしいなどの癖がある場合は、3歳頃からやめるよう促します。

6〜8歳頃を目安に矯正装置をつけて治療します。

指しゃぶりを治す方法

指しゃぶりが良くないことを伝える

ある程度の年齢になり、意思疎通ができるようになると、物事も理解できるようになります。

指しゃぶりをしていると、「歯並びが悪くなって可愛くなくなる(かっこ悪くなる)よ」、「手のばい菌がお口に入って病気になるよ」などと、こまめに教えてあげましょう。

決して叱りつけたり、無理に指を引っこ抜いたりしないようにしましょう。

外でよく遊ばせてあげる

外でたくさん遊ぶことで、手が汚れてしまうので、そのままでは指をくわえることはしません。

また、外で体をいっぱい動かすことで寝つきが良くなり、寝る前に指しゃぶりをするのを防ぐことができます。

ストレス発散もできるため、指しゃぶりの防止に繋がります。

寝る時に手を繋いであげる

小さいお子さんは、寝る前は特に不安を感じやすくなります。

夜暗いのが怖かったり、眠ることへの不安があることで、指しゃぶりをしてしまうことがあります。

小さいうちはなるべく一緒に寝てあげて、できたら手を繋いであげましょう。

そうすることで、お子さんも指しゃぶりをすることなく、安心して眠ることができます🛌

コミュニケーションをとり安心感を与える

精神的な不安から指しゃぶりをしている可能性があります。

共働きでお父さんとお母さんと中々話すことが出来なかったり、人見知りで友達と上手く話せない子もいます。

家事などで忙しいかもしれませんが、出来る限りお子さんと話したり遊んだりしてコミュニケーションをとって、安心感を与えるようにしましょう。

指に絆創膏やテープを貼る

指に絆創膏やテープを貼ることで、指をお口に入れにくくします。

しかし、自分で外してしまうこともあるため、効果は低いかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか??

無理矢理やめさせる必要はありませんが、大きくなってからも指しゃぶりがやめられない場合、歯並びにも影響してきますので、4歳を目処に気になる方は一度ご相談下さい🍀

この記事を書いた人

歯科衛生士

吉田 琴奈 Kotona Yoshida

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