さかなか歯科|堺市北区北花田の親子で通える歯医者さん(小児歯科・予防歯科・審美歯科・インプラント)

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歯のマメ知識

舌苔👅

吉田 琴奈

皆さんこんにちは☀️

堺市北区北花田 医療法人幸優会 さかなか歯科 衛生士の吉田です🍀

鏡を見た時に,舌の表面に白い苔のようなものが付着しているのに気付いたことはありませんか?

これは舌苔と呼ばれるもので、口の中の汚れや細菌が固まったものです。

舌苔を放っておくと口臭や二次的なトラブルの原因になるため、定期的に取り除く必要があります⚠️

舌の汚れ 「舌苔」とは?

舌苔とは、舌の表面にある凹凸に口内の細菌などが集まり、苔状になって付着しているものをいいます。

堆積物は口の中の皮膚が剥がれてできた垢や食べ物のカス、唾液の成分、細菌、微生物なとです🦠

白い苔のように見えるのが一般的ですが、食べ物や飲み物の色によってさまざまな色で見えることがあります。

舌苔は病気ではないため、治療を急ぐ必要はありません。

しかし、舌苔がきっかけで口臭の発生や他の病気になるきっかけになる可能性があるため、適度に取り除く必要があります。

舌苔が溜まりやすい人の特徴

➀唾液が不足しがちな人

唾液は口の中に残った食べかすや細菌などを洗い流す自浄作用、さらに殺菌作用をもちます。

そのため、唾液が不足しがちで、口の中が乾きやすい人は舌苔が溜まりやすくなります。

➁口呼吸をしがちな人

口呼吸は口腔内を乾燥させ、唾液を少なくします。

寝起きはいつも口の中が乾いている、粘ついているという人は、睡眠中の口呼吸で乾燥し、口腔内で細菌が増殖している可能性があります。

➂ストレスを感じやすい人

焦ったり緊張したりすると、口がよく渇くことがあります。

これは唾液の分泌に副交感神経が関係しているためです。

ストレスを感じて交感神経が活発になると、副交感神経が不活性化し、唾液がでにくくなってしまいます。

➃溝状舌の人

舌の形状が舌苔の原因になることもあります。

画像のように舌に溝がある溝状舌の場合、凸凹した部分に食べかすや細菌が溜まるため、舌苔がつきやすくなります。

➄舌の位置が低い人

一般的に舌を動かすと上顎が舌に当たり、その際の摩擦で舌についた汚れは自然に落ちます。

しかし、受け口などが原因で舌の位置が低くなってしまう「低位舌」の場合、上顎に舌が当たらないため、汚れが取れずに溜まりやすくなります。

舌苔のとりかたは?

*ブラッシング*

清掃の基本はブラッシングです。

舌を傷つけず、効率よく舌苔を取り除くには、舌ブラシを使用することが効果的です。

舌を磨くときは、必ず奥から手前へ優しくブラシを引きます。

手前から奥に動かしたり、往復したりすると、細菌を喉の奥へ送り込んだりしてまうリスクがあるので注意が必要です。

ブラッシングをしたら、汚れが口の中に残らないようにしっかりゆすぎましょう。

舌磨きは舌苔が1番多い朝、歯磨き後に1日1回を目安に行いましょう。

*マウスウォッシュ*

ブラッシングと並行して、マウスウォッシュを使用するのもいいでしょう。

食べカスや汚れを洗い流したり殺菌したりするのに役立ちます。

ただアルコール成分が入った製品によって口内が荒れてしまったり、殺菌成分の刺激が強すぎたりする場合もあるので気をつけて下さい。

お子さんが使用するものはノンアルコールの製品を使うのがお勧めです。

*乾燥対策*

マスクをつければ口の乾燥が防げ、寝ている時などの無意識に口呼吸をしてしまっている時でも有効です。

また、空気が乾燥する冬場では加湿器を用いて部屋全体を潤してもいいでしょう。

この記事を書いた人

歯科衛生士

吉田 琴奈 Kotona Yoshida

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口呼吸による口腔内への影響