さかなか歯科|堺市北区北花田の親子で通える歯医者さん(小児歯科・予防歯科・審美歯科・インプラント)

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歯のマメ知識

フッ素の効果🪥🦷🌟

吉田 琴奈

みなさん こんにちは⛄️

堺市北区北花田 医療法人幸優会さかなか歯科 歯科衛生士の吉田です❄️

歯医者でよく聞くフッ素にはどんな効果があるのか、みなさんご存知でしょうか。

特にお子さんがいる方は、歯医者でもよくフッ素を勧められるかと思いますので、一度フッ素について簡単に知って頂けたらと思います🌟

フッ素はどのように働くのか

3つの働きで、虫歯の発生と進行を防ぎます。

➀エナメル質の修復を促進

酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと( 再石灰化 )を促進します。

➁歯の質を強化

歯の表面を補うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、虫歯への抵抗力を高めます。

➂菌の働きを弱める

虫歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。

口の中に長く留まるほど効果的

フッ素は歯磨きをしたあとも歯や粘膜などに残り、少しずつ唾液と混ざり合って口の中で効果を発揮します。

だからこそ、フッ素は長く留めることが大切です。

フッ素は毎日、コツコツと

口内が常に中性であれば、歯の脱灰は起こりませんが、脱灰と再石灰化は1日の中でもめまぐるしく起こっています。

初期虫歯がでてきてしまっても、フッ素の活用やその他のケアにより再石灰化しやすい状態を作り出せれば、修復は可能です。

初期虫歯が修復されるまでには、半年〜1年程度かかると言われてます。

また、初期虫歯は自分では見つけにくく、歯科専門家による定期的なチェックが必要です。

「初期虫歯ができてしまった!」と慌てて一時的にケアに気をつかうだけでは、フッ素の効果は十分に発揮されません。

日々、口内の環境は変化し、脱灰に傾くリスクは常にあります。

だからこそ、毎日のケアや、歯医者での定期的なフッ素をしっかり取り入れ、継続的に虫歯予防に努めることが大切なのです。

フッ素配合歯磨き粉の注意点

年齢によってフッ素配合歯磨き粉の使用量の目安は異なります。

➀歯磨き後のすすぎ

10〜15mlの水をくちにふくみあ、1回程度すすぐことがおすすめです。

口の中により多くのフッ素が残り、虫歯の予防に効果的に働きます。

➁歯磨き粉は飲み込まない

多くの実験によってフッ素の安全性は確認されていますが、歯磨き剤は食品ではないので飲み込まないようにしましょう。

子供の場合は、1人でうがいができるようになってから使用しましょう。

フッ素は身近にある成分

フッ素は、魚介類や野菜、肉、牛乳、塩、お茶の葉っぱなど、ほとんどの食品に含まれており、ビタミン類の様に、毎日摂らなければならない必須の栄養素に位置付けられています。

ただ、フッ素は単体ではなくナトリウムと結びついた「フッ化ナトリウム」、カルシウムと結びついた、「フッ化カルシウム」など必ずほかの物質と結びついて存在しています。

毎日の食事で意識して、フッ素が含まれる食品を摂るようにしましょう。

この記事を書いた人

歯科衛生士

吉田 琴奈 Kotona Yoshida

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