さかなか歯科|堺市北区北花田の親子で通える歯医者さん(小児歯科・予防歯科・審美歯科・インプラント)

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歯のマメ知識

歯周病と歯肉炎と歯周炎の違いは?

鈴木 麻衣

おはようございます😊

堺市北区北花田 医療法人幸優会さかなか歯科 助手の鈴木です!

11月に入り、紅葉が綺麗な時期になりましたね( ¨̮ )

私は先日、紅葉を見に嵐山までドライブに行ってきました🎵

とっても綺麗で風情があってリフレッシュできました🥰

皆さんは見に行かれましたか?

さて、本日は歯周病と歯肉炎と歯周炎についてお話します👏

まず、

歯肉炎や歯周炎の違いは?

炎症の進行状況です。

初期段階の炎症は歯肉炎と呼ばれ、中度~重度になると歯周炎と呼ばれます。

歯周病は歯肉炎と歯周炎の総称です。

歯周病とは、歯周ポケットから進行する病気で歯肉や骨などの歯周組織が炎症を引き起こす病気です。

「歯周ポケット」と呼ばれる、歯と歯肉の間に溜まった歯垢に存在する細菌が繁殖し、毒素を産生することによって炎症が起きます。

歯周病が進行すると骨が溶けて歯を支えられなくなり、やがて歯がぐらついたり抜けたりします。

また、歯周病はお口だけでなく、全身疾患にも関係する病気です。

歯周病の患者様は認知症や狭心症、脳梗塞、糖尿病にかかりやすいことがわかっています。

歯周病と歯肉炎と歯周炎の違いは?

歯周病は大きく「歯肉炎」と「歯周炎」の2つに分けられます。

歯肉炎と歯周炎の違いは次の通りです。

•炎症の進行状況

•症状

•歯周ポケットの深さ

歯周病は進行状況によって呼び方が異なり、初期段階は「歯肉炎」と呼ばれます。歯肉炎は歯肉の腫れや赤みが見られるほか、歯肉からの出血を起こすことがあります。

歯肉炎になると歯周ポケットが形成され、深さは2~4mm程度です。

歯肉炎からさらに進行した状態が「歯周炎」です。

歯周炎になると歯を支える骨が吸収されはじめ、歯がぐらぐらすることがあります。

歯周ポケットの深さは6~7mm程度ですが、7mm以上の重度になると、歯肉から膿が出たり、場合によっては歯が抜けたりします。

歯槽膿漏とは?

歯肉炎や歯周炎のほかに、「歯槽膿漏」という言葉を耳にしたことがある方は多いかと思います。

歯槽膿漏は歯周病と同じ意味の言葉で、かつては歯周病ではなく、基本的に歯槽膿漏と呼ばれていました。

ご高齢の方は、歯周病よりも歯槽膿漏の方が聞き馴染みがあるかと思いますが、歯周病と歯槽膿漏は同じものと考えていただいて構いません。

なお、歯槽膿漏は膿が出ている状態のことなので病名ではありません。

そのため、重度の歯周炎を歯槽膿漏と言うこともあります。

歯周病は自宅での歯磨きやうがいで治る?

歯周病は一度進行すると、自宅での歯磨きやうがいだけで治すのが困難になります。

歯周病は歯周ポケットに歯垢や歯石が付着して進行していきます。

日々の歯ブラシで歯周ポケットの中の歯垢・歯石まで除去するのは難しく、セルフケアだけだと歯周病は進行する可能性が高いです。

また、プラークは粘着性が強いため、うがいをした程度では取り除くことができません。

そのため、歯周病を治療するためには、日々のブラッシングをしっかりと行うとともに、ブラッシングだけでは取り除けない歯垢・歯石を歯科医院で取り除いてもらう必要があります。

当院では歯周病治療も積極的に行っています。

まずはご自身の状態を知っていただいて

治していきましょう😊👍

この記事を書いた人

歯科助手 T.C チーフ

鈴木 麻衣 MAI SUZUKI

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