歯のマメ知識 乳歯が萌出してから6歳臼歯が萌出するまで 2020.01.28 植田 裕美子 みなさんこんにちは! 歯科助手の植田です。今日は乳歯が萌出してから 6歳臼歯が萌出するまでについてお話しさせて頂きます☺️ 上下の歯がしっかり噛み合うためには、乳歯の歯並びが大事! 乳歯は、だいたい生後6ヶ月で萌出し始めます。 その後、2歳半前後のうちに萌出は完了し、 合計20本の乳歯がそろった乳歯列として上下の 歯がしっかり噛み合います。 この乳歯列は、6歳ごろに最初の永久歯が萌出 するまで活躍します! 口腔習癖が歯列不正を引き起こす! しかし、口腔習癖がある場合、歯列の歯並びに 大きく影響します。 代表例が、指しゃぶりです。指しゃぶりによって 上下の歯の間につねに指が入っている状態が続くと、 その分スペースが空き、上下の歯が噛み合わない 歯列不正(開咬)になってしまいます。 また、上の前歯で下唇を噛んだり、爪を噛んだり するなどの口腔習癖も歯列不正につながります。 この時期の「頬杖」も大きな問題を引き起こします。 頬杖を日常的に行い、手からの外力によって 歯並びが内側に押し込まれると、狭い歯並びになります。 さらに、この外力が下顎を奥に押し込むように 加わることによって、顎の発育まで妨げてしまいます。 軟らかい食べ物でも「正しい食べ方」を意識することが大事! 乳歯が萌出し始める時期の食事は、 軟らかいものが多くなります。 そのため、筋をあまり使わなくても楽に噛んで 飲み込むことができます。しかし、それでは口腔機能は 正常に発達しません。 正しい姿勢で、唇を閉じて臼歯でモグモグよく噛んで、 少し顎を引いて「ゴックン」と飲み込む、、、 この習慣を乳歯列が完成する2歳半前後までに きちんと指導しましょう。 そして、小学校に入学するまでに子どもが この習慣を続けられているかどうか見守ることが 重要です! 最後に お子様の習癖で心配なことや分からないことなど、 当院でもしっかりサポートさせて頂いています✨ 是非、お気軽に足をお運びくださいね😆 この記事を書いた人 歯科助手 TC リーダー 植田 裕美子 YUMIKO UEDA