さかなか歯科|堺市北区北花田の親子で通える歯医者さん(小児歯科・予防歯科・審美歯科・インプラント)

スタッフブログ

歯のマメ知識

歯が長くなった?!〜歯肉退縮の原因と対策〜

木村梨奈

皆さんこんにちは😃

堺市北区北花田 医療法人幸優会さかなか歯科 歯科衛生士の木村です😊

明けましておめでとうございます🐍🧧

2025年もさかなか歯科をどうぞ宜しくお願い致します🙇‍♀️

早速ですが、今回のお話は

「歯が長くなったように感じる・・・。」

定期健診の時など患者様からこの様なお話があったりします。

皆さんは歯が長くなったと思うことはありませんか?

それは歯ぐきが痩せて下がったことが原因です。

歯ぐきが痩せてしまい、歯の根元が見え、それで「歯が長くなった」と感じるのです。

歯茎がやせる(歯肉退縮)の原因は?

歯ぐきが痩せる(歯肉退縮)原因は色々あるのですが、一番の原因は皆さんも聞いたことがある『歯周病』なのです。

歯周病は、歯と歯ぐきの間の溝(歯肉溝、歯周ポケット)から入り込んだ歯周病菌の毒素により、歯ぐきが腫れ、歯を支える周囲の骨が溶かされていく病気です。

骨が溶かされると、骨を覆っている歯ぐきも痩せていき、歯周病が進行すれば、「歯が長くなった」ようにも見えるのです。

他にも歯ぐきが痩せる原因は、歯科矯正治療をすると、歯並びは良くなるが、歯ぐきが少し退縮したという現象も生じることがあります。

ですが、歯肉退縮の最も多い原因はやはり歯周病です。

磨きすぎは反対に悪影響??

歯周病にならないように頑張って歯磨きをすることはいいことですが、気合を入れる余り、力を込めて歯を磨くと、逆に歯ぐきが傷ついてしまいます。

力強く歯を磨く人に多いのが、食いしばり癖。この食いしばり癖も歯周病の原因にもなるものです。

歯がしみるのも歯ぐきが痩せることと関係しています。

歯磨き時にブラシを歯面に直角にあて、毛先の硬いブラシで力いっぱい歯磨きをしてると、「歯頚部」と呼ばれる歯のくびれの部分を中心に摩耗が生じ、歯が「しみて」くるのです。

これがみなさんが聞いたことのある「知覚過敏」というものです。

力まかせに歯磨きをしたらダメなのです。

歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの間に目掛け、歯に振動を加える形で、ソフトにブラッシングをするのが良いブラッシング方法です。

歯肉退縮の治療方法はある??

歯周病によって破壊された骨は、その状態から正しい歯磨きをしたとしてもそのままでは修復しないのです。

なので、もちろんもっと進行しないように正しい歯磨きをすることも大事ですが、歯周病の場合は歯医者に通い歯周治療を受けるようにしましょう。

若いうちから、痛みが無くても定期検診に通うことが1番の対策と言えると思います!

この記事を書いた人

歯科衛生士 リーダー

木村 梨奈 RINA KIMURA

前の記事へ
永久歯の欠損について🦷