さかなか歯科|堺市北区北花田の親子で通える歯医者さん(小児歯科・予防歯科・審美歯科・インプラント)

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歯のマメ知識

お薬手帳の大切さ

吉田 琴奈

皆さんこんにちは☀️

医療法人幸優会さかなか歯科の衛生士の吉田です🌈🐣

今回はお薬に関するお話をしていきたいと思います!

歯科医院で『お薬手帳をご持参ください』と言われたことはありますか?

特に内服で使用するお薬は全身に作用することが多く、口も例外ではありません。

お薬手帳はお医者さん・薬剤師・患者さんをつなぐための重要なアイテムです。 普段から携帯することで、正しい診断と適正なお薬の使用につながります。

お薬の種類によっては歯科治療に影響を与えてしまうものがあるため、どんな種類のお薬をどれくらい服用していらっしゃるのか把握する必要があるのです‼️

お薬手帳を持っている事で、医療機関での過去のお薬履歴が分かるため、飲み合わせや、お薬の重複を避ける事が可能になります🌟

また、副作用歴、アレルギー情報、過去にかかった病気等も記載、伝える事で、医師、薬剤師が薬の相互作用をチェックすることが可能です💊

以下のお薬の服用はありませんか?

何かお薬を飲み始めた、お薬の量や種類に変更があったなどは、治療だけでなくクリーニングの際であっても申告をお願いします。

血液をサラサラにするお薬(抗凝固薬、抗血小板薬)

この種類のお薬を服用している方は“血が止まりにくい状態”にあるため、安易に抜歯や外科的な処置をすることができません。

場合によっては処方をしていただいているかかりつけ医に歯科治療の可否を聞くこともあります。

降圧剤

こちらも出血が止まりにくい状態を引き起こしてしまう可能性があります。

処置中や処置後に血圧による体調の変化を起こしてしまう場合があります。

薬剤の種類によっては“薬物性歯肉増殖症”という症状がお口に現れる可能性があります。

てんかんのお薬

降圧剤と同様、薬物性歯肉増殖症を引き起こすリスクがあります。

処置に大きな影響があるわけではないですが、なぜそんな歯肉の状態になっているのかを知ることができます。

骨粗鬆症のお薬(ビスフォスフォネート製剤)

歯茎の腫れや、安易に外科処置を行うとその傷がキッカケで顎の骨が壊死してしまう顎骨壊死という症状を引き起こしてしまう可能性があります。

特にこのお薬はその時に飲んでいなくても、飲んでいた既往がある場合には申告をお願いします。

抗アレルギー薬(ステロイド剤)

長期服用で免疫力が低下していることがあり、虫歯や歯周病の悪化、外科処置後の細菌感染のリスクが高くなっている場合があります。

いかがでしょうか?

服用しているお薬はありましたか?

この他に、お薬の副作用でお口が乾燥しやすくなるのはよくあります。

口腔乾燥が原因で起こることとしては次のようなことが挙げられます。

  • 食べ物が飲み込みづらい
  • 味覚障害
  • 口の中がネバネバする
  • 口臭がする、口臭が強くなる
  • 口内炎ができやすくなる
  • 着色が付きやすくなる
  • 歯垢が付きやすくなる
  • 虫歯、歯周病の発生と憎悪

口腔乾燥そのものは比較的重大な副作用ではないかもしれませんが、それがキッカケで他の口腔環境に悪影響を与えてしまうのです⚠️

処方されたもの、市販のもの、漢方薬なども、何か服用しているお薬があればお薬手帳の持参または申告をお願いします。

頻繁に『お薬は処方されているけど、名前がわからない』という方がいらっしゃいます💊

安全な治療を提供するためにも重要な情報となるので、服薬が一時的であってもお薬手帳のご持参をお願いします🌱

この記事を書いた人

歯科衛生士

吉田 琴奈 KOTONA YOSHIDA

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