さかなか歯科|堺市北区北花田の親子で通える歯医者さん(小児歯科・予防歯科・審美歯科・インプラント)

スタッフブログ

歯のマメ知識

歯石はなぜできる?

木村梨奈

みなさん、こんにちは😊

堺市北区北花田 医療法人幸優会さかなか歯科 歯科衛生士の木村です🌼

今回は歯石について詳しくお話していきたいと思います🦷!

歯石とは?

まず歯石とは、歯垢(プラーク)と呼ばれる、歯に付着した食べかすに細菌が繁殖したネバネバ状のものが、唾液に含まれるカルシウムやリン酸塩などのミネラル分で石灰化し、文字通り石のように硬くなったもののことを指します。

歯石は2種類あり、1つは縁上歯石という歯茎の上につく歯石、もう1つは縁下歯石という歯周ポケットの中につく歯石で、歯周病のもっとも大きな原因になると言われています。

歯石はなぜできるのか?

歯石になる前の歯垢は、丁寧に歯磨きをすることで除去できますが、手入れが行き届かず、落としきれなかったものは二週間ほどで石灰化し、歯石化してしまいます。一度歯石になったものは歯に強固に貼り付いているため、歯磨きでは落とすことはできませんので、歯科医院でのクリーニングを受ける必要があります。

また歯石の表面はザラザラしており、新しい歯垢が付着しやすく、歯石が大きくなっていくという悪循環が生まれてしまうのです。

また、唾液の分泌量が少ない人や歯並びが悪い人は口の中の自浄作用がうまく働かなかったり、磨き残しが残ったりしてしまうため、普通より歯垢がたまりやすい=歯石ができやすいと言えます。

歯石が引き起こす影響とは?

歯垢、歯石に存在する細菌が毒素や匂いを発生させ、虫歯や口臭、そして歯周病などの病気を引き起こす原因となっているのです。また恐ろしいことに、歯垢の中にいる細菌が歯肉の血管に入り込み、体全体に広がることで心臓病、脳梗塞、糖尿病、癌など体全体の病気にも繋がるということも分かっています。

歯周病が糖尿病と結びついていることは聞いたことがある人もいるかもしれませんが、それだけにとどまらず、口腔内の環境は様々な重篤な疾患と深くつながっているということを覚えておきましょう。歯垢が増えれば歯石のできるリスクも高まり、歯垢が溜まれば健康にも影響が出てしまいます。

その為、定期的なクリーニングでの歯石取りをおすすめします!

この記事を書いた人

歯科衛生士 リーダー

木村 梨奈 RINA KIMURA

前の記事へ
入れ歯の洗浄について