歯のマメ知識 シェーグレン症候群について 2020.07.19 坂中 亜衣 こんにちは!さかなか歯科の歯科衛生士の坂中です。 唾液が出にくく、お口の中が乾燥した状態になる口腔乾燥症には、様々な原因があります。その中でも自己免疫疾患(膠原病)であるシェーグレン症候群についてお話します。 シェーグレン症候群とは シェーグレン症候群は、様々な乾燥症状が特徴で、目が乾く、口が乾く、鼻が乾く、肌がカサカサするなどが上げられます。 その中でも、口が乾燥することで様々な不快な現象が起こります。 症状 ①舌の動きが滑らかではなくなるので、喋りにくくなります。 ②舌がヒリヒリしてくる。 ③虫歯、歯周病のリスクが上がります。 ④食べ物の飲み込みが悪くなる。 ⑤唾液腺が腫れたり、痛くなることもある。 ⑥舌が白くなることがある。 ⑦口内炎ができやすくなることがある。 対処法 ・お口が乾くので、水分をよくとる必要があります。糖分の入ったもの(ジュース、炭酸飲料、スポーツ飲料、乳飲料など)を常にとると、虫歯、歯周病のリスクを高めてしまうので、水かお茶をとるようにしましょう。 ・唾液の分泌を促すために、キシリトール100%配合のガムを噛むこと。 ・唾液腺のマッサージを行う。 ・口腔内を潤わせるために、マウスウオッシュやジェルを塗布する。 ・飲酒、喫煙、カフェイン摂取を控える。 ・食事はよく噛んで食べること。 虫歯や歯周病のリスクが上がりますので、定期的な検診を受けて下さい。何よりも未然に予防していく事が大切です。 この記事を書いた人 歯科衛生士 主任 坂中 亜衣 AI SAKANAKA